大谷翔平アートで世界を驚かせた岩手・跡呂井地区 「これがバズると言うのか」担当者衝撃の作品

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

生まれ育った奥州市水沢・跡呂井地区に巨大な大谷アート

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が生んだ“大バズり”に故郷の岩手・奥州市が沸いている。生まれ育った水沢・跡呂井地区で、「跡呂井田んぼアート実行委員会」が約900坪の田んぼをキャンバスに、大谷と愛犬デコピンの巨大なアートを展開。19日にXで公開すると、たった2日で実に165万件ものインプレッションがあったのだ。稲の色の違いを生かした見事な作品が、世界を驚かせた。

30アール(約900坪)の田んぼに突然、巨大な大谷と愛犬デコピンが浮かび上がった。

ドジャースのユニホーム姿の大谷は緑の中に立ち、バットを豪快に振り切ったポーズ。さらに昨冬、全国の小学校にグラブを寄贈した際のキーワードとなった「野球しようぜ」があしらわれている。

7月上旬の見ごろを前に、色がきれいにそろい始めたアートの写真をXに公開すると、わずか2日で165万回のインプレッションを記録した。

実行委員会の広報を務める及川こうきさんは「いつもはせいぜい2000とかだったので、桁が全く違う。未体験ゾーンですよね。こういうのをバズるっていうのかなと、みんな驚いています」と話す。実行委員会は50~70代が中心。海外からも賛辞が寄せられるのが衝撃だった。

水沢・跡呂井地区はまさに大谷が生まれ育った地で、少年時代の大谷を記憶する人も多いという。

大谷の田んぼアート(画像は「跡呂井田んぼアート実行委員会」のXより)

「リトルリーグやシニアリーグのチームメートの父母もいますし、本当に地元の子のひとりという感じで応援しています。騒ぐというより、静かに『頑張ってるよね』という感じです」と及川さん。地元から世界へ羽ばたいた選手の影響力を、改めて実感している。

THE ANSWER編集部

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