笹川の大自然に触れる 富山県朝日町で帰農塾、山菜採りやホタル観察

ヨシナの調理を体験する参加者ら

 とやま帰農塾「笹川塾」は22日、富山県朝日町笹川地区などで始まり、県内外の6人が山菜採りやホタル観察を通じて里山での暮らしを体験した。23日まで。

 さゝ郷ほたる交流館であった開講式の後、参加者は地元住民と一緒に杉林に入った。山菜のヨシナを鎌で収穫し、葉を取って皮をむく調理に取り組んだ。

 地区を散策し、ヒスイ海岸ではヒスイ探しに挑戦。夕食では住民と交流しながらイワナ料理などを味わい、大自然の中でホタルの光を眺めた。

 最終日は、薬草について学ぶほか、朝日町名物のたら汁を味わう。

 とやま帰農塾は県が主催し、NPO法人グリーンツーリズムとやまが実施。20年目の2024年度は県内9カ所で予定している。

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