富山・高岡古城公園にもアリゲーターガー 市が捕獲検討

高岡古城公園の堀を泳ぐアリゲーターガー=18日、高岡市古城

 富山県高岡市古城の高岡古城公園の堀に、特定外来生物の肉食魚「アリゲーターガー」がすみ着いていることが18日、分かった。魚津水族館(魚津市三ケ)が確認し、高岡市は捕獲に向けて対応を検討している。

 北米原産のアリゲーターガーは、体長約3メートルになる世界最大級の肉食淡水魚。生態系に影響を与える危険性があり、特定外来生物に指定されている。

 高岡古城公園では、2010年に約1.3メートルのアリゲーターガーが駆除されている。富山市内では今年5月下旬、田んぼ跡地で、ペットで飼われ放されたとみられる個体が捕獲された。

 18日は、高岡古城公園西側の駐春橋のそばで泳ぐ姿が見られた。体長は1メートル前後とみられる。写真で個体を確認した魚津水族館は「繁殖することも考えられ、早めに駆除した方がいい」と指摘する。

 高岡市景観みどり課は「専門家に相談しながら、他県の事例も参考に捕獲方法を検討したい」としている。

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