東北南部・北部が梅雨入り 平年より南部は11日、北部は8日遅く

雨にぬれて鮮やかに色づくアジサイ=23日午前、仙台市青葉区立町

 仙台管区気象台は23日、東北全域が梅雨入りしたとみられると発表した。梅雨がない北海道を除いて全国が梅雨入りした。
 気象台によると、東北南部(宮城、山形、福島3県)は平年より11日遅く、昨年より14日遅い。北部(青森、岩手、秋田3県)は平年より8日遅く、昨年より14日遅い。
 梅雨前線を北に押し上げる太平洋高気圧の張り出しが弱いことなどから、梅雨入りが遅くなった。
 23日は低気圧と前線の影響で各地で雨が降り、仙台市中心部ではぬれたアジサイが青やピンクに色づいていた。東北は今後も前線や湿った空気のため曇りや雨が多くなる見込み。
 平年の梅雨明けは東北南部が7月24日ごろ、北部は同28日ごろとなっている。

朝からの雨の中、傘を差して歩く人たち=23日午前10時45分ごろ、仙台市青葉区中央4丁目

© 株式会社河北新報社