名車の味わい ヒストリックカー県内巡る

往年の名車が県内各地を巡ったヒストリックカーイベント=金山町

 往年の名車が県内各地を巡るイベント「ファントムラリー」が22日、山形市から金山町を経由し、鶴岡市を目指すコースで始まった。1960(昭和35)年以降に生産された23台が県内外から集まり、写真撮影をするなどして車好きが交流を深めた。23日は鶴岡市を出発し、朝日町を経てゴールの長井市まで走る。

 初日は、山間部のラリーで活躍した「ボルボ PV544」(1960年製)、流れるようなフォルムが世界中で人気の「ジャガー Eタイプロードスター」(62年製)などの参加車が、途中4カ所で1時間程度展示された。金山町では、白壁と切り妻屋根の金山住宅の街並みに名車を組み合わせ、写真撮影を楽しむ様子が見られた。

 県内では珍しい、各ポイントを巡るラリー形式のヒストリックカーイベントを開こうと、愛好家が実行委員会(川崎恭平委員長)を組織し、初めて開催した。川崎委員長は「山形の景色と名車のコラボを楽しんでもらいたい」と話していた。

© 株式会社山形新聞社