ヨコハマフロント本日6月20日に開業 「新たな横浜のシンボルに」 ㈱相鉄アーバンクリエイツ 横浜駅西口事業部マネージャーに聞く 横浜市神奈川区

インタビューに答える青山氏

(株)相鉄アーバンクリエイツと東急(株)による複合施設「ザヨコハマフロント」が、本日6月20日に開業する。本紙では相鉄アーバンクリエイツの横浜駅西口事業部青山敏之マネージャーに、新施設の展望や期待する役割などについて聞いた。

--42階建ての高層施設。完成したフロントタワーを見ての印象は。

「高さは横浜市で3番目、西口では1番。178mの眺望、横浜駅直結の立地を生で感じて、このプロジェクトに携わることができたことを誇りに感じました」

--ヨコハマフロント全体の想定する客層は。

「商業施設については、飲食店舗は地元の人がメイン。あとは横浜への来街者にも利用してもらいたい。ホテルは全国のビジネスマンや、中長期の滞在のニーズもあればそれにしっかり応えたい。42階のフラグヨコハマは会員制施設。横浜内外の人々や企業に活用してもらい、新たな事業が生まれる場所として使ってもらいたい」

--ジョイナスなど、既存の西口施設との連携などは考えているか。

「他の施設との『差別化』を意識したい。既存施設は『商業施設』の側面が強いが、ヨコハマフロントは『住宅』を柱にした複合施設。協力や連携をしないわけではないが、各施設で目標やコンセプトをしっかり果たすことで、結果として横浜駅周辺のにぎわい創出につながればうれしい」

--横浜駅周辺の活性化を考えたときに、ヨコハマフロントに期待する役割は。

「これまでの横浜は『商業のまち』のイメージが強かった。住宅を柱にしたヨコハマフロントは、複合都市としての新しい横浜を作るきっかけにしたい。商業だけでなく、働いて・住む場所としての都市になることが、都市間競争を勝ち抜き選ばれるまちになるためには必要。新たなヨコハマとしてのシンボルマークに、フロントタワーがなってくれることを期待したい」

© 株式会社タウンニュース社