閉校が決まった高校で全校生徒が涙のピンポン玉リレー!励まし…、力を合わせ…、果たして成功するのか?

お笑いコンビのかまいたちとタレントの指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』で、学校のクラスにお題を出し、1週間かけて猛練習し挑戦する『超無敵!クラス全員チャレンジ』が6月23日に放送された。

訪れたのは埼玉県皆野(みなの)町にある、埼玉県立皆野高等学校。創立59年の皆野高校は、実は「2学年49人」「1年生が?」「いない」という閉校し統合が決定している学校。現在の2年生がこの学校の最後の卒業生になる。そこで、最後の思い出作りとして、『クラス全員チャレンジ』ならぬ、“全校生徒チャレンジ”に挑むという。

そんな彼らに課せられたお題は『ピンポン玉リレー』。ひとつのピンポン玉をリレーし全校生徒49人でつなぐチャレンジ。コースは2年生の廊下をスタートして、難関の階段を降り、3年生にバトンタッチし教室へ。教室にあるボックスに入れたらゴールとなる。チャンスは3回あるものの、誰かがミスをすれば“即終了”という。

1週間後の本番を目指して、生徒たちは体育館で練習することに。しかし距離感や力加減が分からずにミスをする生徒が続出。さらに男子生徒は照れからか、「(女子と)何を話したらいいか分からなくて」と男女別々で練習。これに生徒会長が意を決して「結局最後みんな合わせるじゃん?だから、一緒にやらないですか?」と男女混合を誘い、練習の空気も和んでいく。

そして本番。実は事前の通し練習では1回も成功していない。チャンスは3回だが、果たして…。チャレンジ1回目は、3年生は幸先の良い滑り出しだったが、2年生エリアで惜しくも失敗。ピンポン玉をパスをした男子生徒は「大丈夫だから、大丈夫、大丈夫、俺も悪かった」とミスした女子生徒を励まし、「悪くない、どっちも悪くない」と周りの生徒からも声が掛かり、2回目にチャレンジ。しかし、2回目、そして3回目も序盤で失敗し、チャレンジは失敗に終わった。

ここで終了かと思いきや、2年生から「2年生はやりたいという意見がいっぱい出てて、ゴールするまでやらせてください」と3年生に嘆願。すると「もちろん。3年生も最後まで、やらせていただきたいと思います」と熱い握手を交わした。全員でつなぎたいという思いでチャレンジ続行。しかしプレッシャーからかミスが連発。時間は過ぎ、番組プロデューサーから「本当に最後!」と通達が。

ラストチャンスでも、ボールが回ってくるまで自主練している生徒たち。最後のチャレンジで、なんとか3年生エリアを切り抜け、階段を上がっていく。2年生にしっかりピンポン玉を渡し、この日の最高記録を更新。さらにラリーは続き、クリアまであと15人。そしていよいよ最後の教室へ。ラストひとりがピンポン玉を受け取り、バウンドの勢いを抑えてボールをカゴにゴール!その瞬間、生徒たちは抱き合って大歓喜!「みんなありがとう!1週間ありがとう!感謝するよみんなに!みんな大好きありがとう!」と涙を抑えきれない男子生徒も。

3回以内というチャレンジは失敗に終わったが、生徒からは「結果的にみんなの仲も、そのおかげ深まっていい経験になりました!」と、統合してしまう最後の思い出に、強い団結力ときずなが生まれた。

【TVer】最新話を無料配信中!【Hulu】最新~過去話配信中!

写真提供:(C)日テレ

© 株式会社 日テレ アックスオン