【宝塚記念】3番人気のブローザホーンがG1初制覇 デビュー6年目の菅原明もG1初V「今年中に勝ちたい気持ち強かった。感謝しかない」

 大外から豪快に差し切ったブローザホーン(撮影・石湯恒介)

 「宝塚記念・G1」(23日、京都)

 重馬場で行われた上半期のドリームレースは、3番人気のブローザホーンが外ラチ沿いを豪快に伸びてG1初制覇を飾った。騎乗した菅原明はデビュー6年目にしてG1初制覇。開業5年目の吉岡師にとっても、うれしい初タイトルとなった。2着は7番人気のソールオリエンス、3着には5番人気のベラジオオペラが入った。勝ち時計は2分12秒0(重)。1番人気のドウデュースは6着、2番人気のジャスティンパレスは10着に終わった。

 殊勲の菅原明は「ものすごくうれしいです。ここまでずっと乗せ続けてくれたオーナー、関係者に感謝でいっぱいです」と満面の笑みを浮かべる。「ゲートを決めてから馬と相談しようと思っていました。重馬場は苦にしないタイプですし、いつもと変わらず走ってくれました。向正面でローシャムパークが上がっていくのが見えたので、一緒に上がっていって、4コーナーでもまだ(手綱を)持てるくらい余裕があったので、直線はかわしてくれ!と思いながら追いました。馬に感謝しかないですね」と相棒の奮闘に最敬礼した。

 デビュー6年目でつかんだ念願のG1の勲章。「今年中に勝ちたい気持ちが強かったし、勝ててホッとしています。まだまだ学ばないといけないことは多いですし、この子と一緒に成長していきたいです。この先にまだG1はありますし、乗せてもらえるなら一緒に頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。

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