吉高由里子&松下洸平“あと10年はもつ”『最愛』コンビの威力『光る君へ』周明は3話で退場も視聴者大興奮の寸止め

松下洸平・吉高由里子

吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』の第25回「決意」が、6月23日に放送される。16日放送の第24回「忘れえぬ人」では、まひろ(吉高)と周明(松下洸平/37)のキス未遂シーンが大きな反響を呼んだ。

周明はまひろに、自分は対馬で生まれたが口減らしで海に捨てられ、それを宋の船に拾ってもらったと告白。これを機に、まひろは周明に宋語を教えてもらうようになり、2人は仲を深めていったが、たった3話で周明は退場することに。それでも松下は、大きな爪痕を残したようだ。

第24回は、まひろに求婚した宣孝(佐々木蔵之介/56)は、道長(柄本佑/37)が彼女の“忘れられない人”であることも見抜いたうえで、「ありのままのおまえを受け入れる」と告げて都に戻っていく。一方内裏では、一条天皇(塩野瑛久/29)が定子(高畑充希/32)と生まれた姫皇子に会いたい気持ちを募らせていた。

その後、周明が宋語を教えていると、まひろを抱き寄せ一緒に宋に行こうと誘い、そのためにも左大臣である道長に宋と交易をするように文を書いてほしいと頼む。そして、周明は口づけしようとするが、まひろは彼の口を手でおさえて拒否。周明は陶器をたたき割り、その破片をまひろの首にあてるが……という展開。

視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《全力口説きモードのイケメンっぷりから脅しモードに移行した周明の震える声!手!!表情!!!まるで早鐘を打つ鼓動の音まで聞こえてきそうな、心が苦しい苦しいと叫ぶような、無理やり振り絞るような、言の葉ひとつひとつまで、すんごいもの見た…!ってなった!!》などと、周明を演じる松下への称賛の声が相次いでいた。

■吉高由里子・松下洸平の「寸止め」がすごい

また、《『東京タラレバ娘2020SP』と『最愛』に続く吉高由里子と松下洸平のキス未遂。じれったいよ…マジでなんなの…2人の幸せなラブストーリーのドラマください》《最愛コンビでオタ層の夢をほわっほわに持ち上げておいて、突然こんなにも最高に切ない形で突き落としてくるの鬼》など、2人の恋を成就させなかったことに悶える声も多かった。

「互いに惹かれながらも、その気持を素直に伝えられない状況は、21年放送のヒット作『最愛』(TBS系)と酷似しています。3週と短いながらも、『最愛』ファンは十分に楽しんだでしょう。それにしても、うまくいきそうに思わせて、どんでん返しを用意しておく大石静氏の脚本の巧みさ。視聴者が身悶えするのも無理はありません」(ドラマライター/ヤマカワ)

当初から『最愛』コンビ復活と話題だったが、“周明沼”を発生させる甘い展開からのキス未遂。さらに、宋の交易のために本性を表した周明との、死をかけた脅しからの突き放し。2人は期待以上の演技を見せてくれた。

「まひろ(吉高)と周明(松下)の恋を成就させなかったことで、ファンの気持ちにさらに火がついたはずです。吉高と松下の次の共演はいつになるか分かりませんが、実現するたびに、この“いつキスするのか問題”は話題になるでしょう。最低でも、あと10年はこの2人に注目が集まると思われます」(前同)

今回の共演で、吉高と松下の共演を見たい気持ちは、さらに高まったはずだ。三たびの共演に期待したいところだが、2人の年齢的に、今後はもっと大人の恋を見せてくれるかもしれない。

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