負けないソフトバンク、ついに2位と10ゲーム差 9回2死でオスナが逆転3ラン被弾も直後に追いつき延長ドロー

9回2死一、二塁、ロッテ・ソト(奥右端)に右越え3ランを許したオスナ(撮影・星野楽)

◆ソフトバンク6-6ロッテ(23日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが、1点を追う9回裏に同点に追いつき延長12回でロッテと引き分けた。楽天に敗れた2位日本ハムとのゲーム差は今季最大の「10」に広がった。

先発のモイネロは初回、簡単に2死を奪ったが荻野貴司に遊撃内野安打、ソトの中前打を許し一、三塁とされると、佐藤都志也に先制の中前適時打を許した。

打線は直後の初回の攻撃で1番の周東佑京が2球目を流して三塁線を破る二塁打を放つと、続く今宮健太が初球をこれまた逆方向に流す右翼線への適時二塁打を放ち、すぐさま試合を振り出しに戻した。

打線は同点の4回、先頭の山川穂高が中前打で出塁すると、近藤健介がメルセデスから左中間テラス席に11号2ランを放ち2点を勝ち越した。

だが、2点リードの6回にモイネロが1死一、二塁のピンチを背負うと、中村奨吾の遊ゴロに対して今宮健太の野選と二塁手の廣瀬隆太の悪送球が重なり、2点を失い試合は振り出しに戻った。

それでも打線は同点の7回に2死一、二塁から9番の佐藤直樹が中堅越えの2点適時二塁打を放ち終盤で2点の勝ち越しに成功した。

2点のリードの8回は松本裕樹が無失点に抑えたが、9回に2死一、二塁から守護神のオスナがソトに右翼テラス席へ逆転3ランを浴び土壇場で試合をひっくり返された。

だが打線は直後の9回裏に先頭の近藤が二塁打を放つと、1死三塁から相手失策で同点に追いつき試合は延長戦に突入した。

延長ではともに得点を奪うことができず延長12回引き分けに終わった。それでも2位日本ハムが楽天に敗れたため、首位ソフトバンク2位日本ハムのゲーム差は今季最大の「10」に広がった。

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