井上尚弥 アラム氏が階級上げの〝無理難題〟に反論「スーパーバンタムでも井上は小さい」

ボブ・アラム氏

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の今後に注目が集まる中、あの重鎮がモンスターへの〝無理難題〟に改めて反論した。

英専門サイト「BOXING SOCIAL」は「ボブ・アラムが井上尚弥の限界を明かし、ジャーボンテイ・デービス戦の話題に反論」と題する記事を掲載した。

同記事では「井上はボクシング界に旋風を巻き起こし、いまやパウンド・フォー・パウンド(PFP)の頂点ではないにせよ、トップ3に入る選手として広く知られている」「それでも、井上がPFPキングと呼ばれるためには、よりビッグネームと戦う必要があると主張するファンもおり、31歳の井上は将来的にライト級に転向し、自称〝ボクシングの顔〟である(WBA世界ライト級王者の)ジャーボンテイ〝タンク〟デービスと対戦する可能性があると言われ続けている」と井上を取り巻く状況を記した。

その上で、井上と海外でのプロモート契約を結ぶ米トップランク社CEOのボブ・アラム氏がポッドキャスト番組「Cigar Talk」に出演した際のコメントを紹介。「ここ数戦、井上はスーパーバンタム級の選手と戦っているが、いつも彼の方が小さい。フェザー級まで階級を上げたとしても、彼は戦う選手たちよりも圧倒的に小さい。彼がライト級まで上げたら、それは公平ではないだろう」「(デービス戦は)いや、全く考えられない。体格差が違いすぎる」と伝えた。

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