防災力強化へ 外国人消防団員を任命 群馬・安中市

地域の防災力を高めようと、安中市では、市内に住む外国人5人を消防団員として任命しました。

安中市消防団の機能別消防団員に任命されたのは、市内に住む中国籍のオウ・カライさんら30代から60代までの男女5人です。

式では、安中市消防団の寺島良一団長から1人ひとりに辞令が手渡されました。寺島団長は、「日本語が分からない外国人も多い中、皆さんの存在はとても貴重です。ともに、安中市を安心して暮らせる町にしていきましょう」と呼びかけました。この後、岩井市長らと座談会が開かれ、5人は消防団員としての抱負などを語りました。

安中市内には今年5月現在で、人口の約1.6パーセントに当たる876人の外国人が暮らしています。今回、任命された5人は災害時、避難所での通訳や情報伝達などのサポートや、外国人への災害に対する啓発活動も行うということです。

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