両陛下イギリス公式訪問 お二人で母校・オックスフォードへ…「誰も正体に気づいていなかった」「チャーミングで頭脳明晰」関係者が語った留学時代

天皇皇后両陛下は、国賓としてイギリスを訪問するため、日本時間の23日未明、ロンドンに到着された。

8日間の日程で、歓迎式典や晩さん会など国賓としての行事に臨まれる。

大きな歓声に迎えられ、ロンドン市内のホテルに到着された両陛下。

滞在中、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会など国賓としての行事に臨む他、おふたりがかつて留学していたオックスフォード大学にも足を運ばれる。

出発前、記者会見で陛下は「研究で疲れた私を癒やしてくれた。テムズの緩やかな流れと周囲の美しい景観。テムズを見ながら川沿いをジョギングした日々など、(思い出は)数え上げたらきりがありません」と話されていた。

両陛下と同じオックスフォード大学で学んだ三笠宮家の彬子さまは、陛下から直接、人生初のコインランドリーでの失敗談などを伺ったと話される。

彬子さま:
洗濯を失敗された洗濯機のお部屋とかいろいろお話を伺ってきましたので、実際その景色を見るたびに実体化するといいますか、本当にそれはワクワクするような経験でございました。

700年以上の歴史を持つオックスフォード大学マートン・カレッジ。
陛下は、ここで2年間にわたって寮生活を送られた。

大学周辺に残る思い出のジョギングコースを、当時、陛下の警護官を務めた男性ブルース・エアさんと歩いた。

陛下の警護官(当時)ブルース・エアさん:
コースは2kmくらいの長さで、時々歩いたりジョギングしていました。陛下はいつも安定したペースで走っていました。誰も陛下に気付いていなかったよ。大学生の1人として見られていました。

また、皇后さまは留学前、イギリスにある語学学校に通われていた。

語学学校の教師・岩永照子さんは、「(雅子さまは)チャーミングでいらっしゃるし、お美しいですし、頭脳明晰(めいせき)。おっしゃることは何でもハッキリおっしゃる方で、英語でいうと、assertive(ハキハキとした)アグレッシブではなく、assertiveな方でいらっしゃるんです」と当時の皇后さまの印象について語った。

オックスフォード大学を初めておふたりそろって訪問される両陛下。
新たな思い出になりそうだ。

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