専門家や海女が海藻の生息状況を調査…地震の影響か海藻が生えなくなっている場所も

能登半島地震で海底が隆起した輪島市で海岸沿いに生息するイシモズクなどの生息状況を確認する調査が行われました。

22日に行われた海藻の生育調査には専門家や輪島沖で素潜り漁を行う海女およそ130人が参加しました。

調査は白米町にある千枚田から名舟町にかけての海岸沿いで、海女たちが素潜りでイシモズクなどの生育状況を確認していきました。

地元の海女:「何日かかけて端から端まで見たんですけどできているところとできていないところの差が激しくて、いつもより少ない感じです。

日本海藻協会 藤田大介会長:「おそらく隆起したことによってくぼみに溜まっていた砂が津波、もしくはその後の波で洗い出されて海藻が、一時的にと思われるんですけど生えなくなっている場所、そういう水深帯がある。

また、地震の影響で海藻などを水揚げする荷捌き場が使えない状態が続いていて、例年どおりの7月1日に素潜り漁をスタート出来るかは未定となっています。

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