【宝塚記念】管原明「この悪い馬場でも頑張って走ってくれた」ブローザホーンがG1初制覇

6月23日、京都競馬場で行われたG1・宝塚記念(芝2200m)は、管原明良騎乗の3番人気、ブローザホーン(牡5・栗東・吉岡辰弥)が大外一気を決めて人馬ともに嬉しいG1初制覇を飾った。1番人気に支持された武豊騎乗のドウデュース(牡5・栗東・友通康夫)は直線で伸びきれずにまさかの6着敗退。

宝塚記念、勝利ジョッキーコメント
1着 ブローザホーン
菅原明良騎手
「返し馬からすごい声を感じたので、期待に応えないとなと思って頑張りました。この悪い馬場でも馬が頑張って走ってくれたのがポイントかなと思います。集中していたので(雨は)あまり感じなかったですね。レースの流れを読みながら、周りの馬見ながら考えてました。4コーナー回ってくる時もとても余裕があって手応えがあったので、あと追って伸びてくれたらなと思って、直線を見て追い出しました。すごくいい脚で とても気持ちよかったです。乗るたびに成長感じますし、まだまだここからG1をたくさん勝っていきたいなと思いますので、頑張ります。夢にまで見たG1を勝つことができてとても嬉しく思いますし、馬の関係者の皆様だったり、馬主様だったり、本当に数多くの皆様のおかげで勝てたと思っているので、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもG1の舞台でたくさんいい成績を残せるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

6月23日、京都11Rで行われた第65回宝塚記念(3歳上オープン・G1・芝2200m・1着賞金=2億2000万円)は、菅原明良騎乗の3番人気、ブローザホーン(牡5・栗東・吉岡辰弥)が勝利して、嬉しいG1初制覇を飾った。勝ちタイムは2分12秒0(重)。

2着に7番人気のソールオリエンス(牡4・美浦・手塚貴久)、3着に5番人気のベラジオオペラ(牡4・栗東・上村洋行)が入った。

ドウデュースはまさかの敗戦

(手前)宝塚記念・ブローザホーンと菅原明良騎手

道悪を得意とするブローザホーンが、雨馬場にも負けない素晴らしい走りを披露した。鞍上の管原明良騎手、ブローザホーン、人馬ともにG1初制覇。直線では馬場のいい大外ラチ沿いを一閃。重馬場を苦にすることなく鮮やかに差し切りを決めた。場内からは初G1制覇を決めた菅原明良騎手へ「あきらコール」が起こり、渾身のガッツポーズで応えていた。1番人気に支持された武豊騎乗のドウデュースはまさかの6着敗退。殊勲の管原明良騎手は「もの凄く嬉しいです。ここまで乗せ続けていただいた関係者の皆様に感謝の気持ちで一杯です」と喜びの声を届けた。

宝塚記念を勝ったブローザホーンは、父エピファネイア、母オートクレール、母の父デュランダルという血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬で、馬主は岡田牧雄氏。通算成績は21戦7勝。重賞は2024年日経新春杯(G2)に次いで2勝目。鞍上の菅原明良騎手、管理する吉岡辰弥調教師は同レース初勝利。

【全着順】
1着 ブローザホーン 菅原明良
2着 ソールオリエンス 横山武史
3着 ベラジオオペラ 横山和生
4着 プラダリア 池添謙一
5着 ローシャムパーク 戸崎圭太
6着 ドウデュース 武豊
7着 ディープボンド 幸英明
8着 ルージュエヴァイユ 川田将雅
9着 ヤマニンサンパ 団野大成
10着 ジャスティンパレス C.ルメール
11着 シュトルーヴェ D.レーン
12着 ヒートオンビート 坂井瑠星
13着 カラテ 岩田望来

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