【旬食材】レタスは重いのと軽いのどっちを選ぶ?鮮度を判断するため見るべき場所は?野菜ソムリエ解説

夏本番に向けて出荷量も消費量も増えていくレタス。初夏にかけては西日本や静岡、茨城などからの出荷が中心ですが、これからの時期は最大産地である長野県産が各地のスーパーに並びます。

レタスは見た目がなんとなくキャベツに似ていますが、選びかたもキャベツと同じでよいのでしょうか?また、鮮度を見きわめるためにはどの部分を見るべき…?野菜ソムリエ・食育インストラクターとして活躍する植松愛実さんに教えてもらいます!

まずは裏側から!

葉物野菜の鮮度は葉を見たくなりますが、レタスの鮮度はまず裏側、つまり軸の切り口の部分で判断しましょう。店頭に並んでから時間が経てば経つほど、切り口の断面がピンクや赤色っぽく変色していきます。都市部のスーパーだと、完全に赤みがないものを見つけるのは大変かもしれませんが、それでもできるだけ変色していないものがおすすめです。

産地に近いところで買う場合は、切り口から白い液体がしみでているくらい新鮮なものが見つかることがあります。この液体はレタスが傷ついた際に雑菌の侵入をふせぐためにレタス自身が出すもので、新鮮なときにしか見られないため発見したら即買いです!

重いのと軽いのどっちを選ぶ?

キャベツを選ぶ場合、(春キャベツでない通常のキャベツであれば)できるだけずっしり重たいものを選ぶと思います。そのほうが水分がたっぷりでおいしいキャベツだからです。

一方、レタスは逆で、同じくらいの大きさどうしなら軽いレタスを選びます。レタスの場合、ずっしり重たいものは葉がきつく巻きすぎて、葉が硬かったり苦かったりすることがあるためです。そのため、できるだけ葉がふんわりゆるく巻いていて軽いものを選びましょう。

葉の状態もチェック!

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最後に葉全体の状態も確認しておきましょう!葉がみずみずしくてハリがあり、つややかな淡い緑色のものがおすすめです。また、レタスの葉は端(葉先)のほうからシワシワになってくることが多いので、できるだけ葉の端っこまで見るようにしましょう。

パリパリ・シャキシャキのレタスを楽しもう!

レタスは加熱してももちろんおいしく食べられますが、これから暑くなる時期は生で食べることが多くなる野菜。そのため、鮮度はかなり重要です。また、ビタミンやカリウム、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれている体にうれしい野菜でもあります。ぜひポイントをおさえて新鮮でおいしいレタスを選び、夏の健康維持のためにモリモリ食べましょう!

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部

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