「仕事をしたまで」「確認するのが仕事だ」元イタリア代表FWのトルコ代表監督がスタジアムに入れてもらえない珍事…警備員にイラつく姿に批判の声「監督を知っている必要はない」

入口で足止めされたモンテッラ監督[写真:Getty Images]

元イタリア代表FWでトルコ代表の指揮を執るヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が、試合前に試練を受けていた。
【動画】トルコ代表監督がスタジアム入口で足止め…選手も思わずニヤリ

トルコ代表を指揮してユーロ2024に臨んでいるモンテッラ監督。初戦はジョージア代表相手に勝利を収めた中、第2節ではポルトガル代表との対戦となった。

連勝を収めればグループステージ突破が決まる中、試合はとんでもないオウンゴールもあり、0-3で完敗。最終節でグループステージ突破を目指すこととなる。

そんな中、モンテッラ監督は試合前にも試練を受けていたことが判明。スタジアム到着時にその事態は起こっていた。

トルコ代表を乗せたバスがスタジアムに到着。選手たちが降りてくる中、モンテッラ監督が先頭でバスを降り、入口へと向かう。

外にいた大会関係者と見られる男性は笑顔を見せていた中、扉の前に立っていた警備員はモンテッラ監督を制し。中に入れさせなかった。

警備員は「パスを確認する」とジェスチャー。すると、モンテッラ監督は「今このバスを降りたんだ」という動きに。警備員も間違いなくバスから降りてくるのを見ていたが、決まりであるためにパスの提示を求めた。

後ろから降りてきた、GKアルタイ・バユンドゥルはこの光景を見て思わずにやついてしまう事態に。それでも警備員は自身の仕事を全うしたにすぎず、モンテッラ監督はイラついた様子を見せながら、パスを警備員の目の前に掲げてこれでもかと見せつけ、スタジアムに入っていった。

警備員はあくまでもパスが確認できない人間はスタジアムに入れられないために仕事をしただけ。モンテッラ監督を知っていようがいまいが関係ない。むしろ、顔パスで通したことで職を追われる可能性もゼロではない。

現地では、警備員を擁護する声が多く、「彼は仕事をしたまでだ」、「パスを確認するのが仕事」、「監督を知っている必要はない」、「首から下げてればいいだけだ」とモンテッラ監督の態度に批判的なコメントが寄せられている。

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