女子日本代表 イタリアに敗戦もVNL初の銀メダルを獲得

【写真:Volleyball World】

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024女子ファイナルラウンドは最終日を迎え、日本(FIVBランキング6位)は6月23日(日)にバンコク(タイ)でのファイナルでイタリア(同1位)と対戦。1-3で敗れたが、見事銀メダルを手にした。

前日のセミファイナルを終え、日本とイタリアはそれぞれFIVBランキングを1つ上げてァイナルに挑んだ。立ち上がりはイタリアのエース、パオラ・エゴヌに強打を決められて追う展開。日本は古賀紗理那主将や山田二千華の攻撃につないで得点するが、イタリアも堅い守備から打点の高いスパイクでポイントを重ねる。終盤に日本はミスも出て、このセットを落とした。

和田由紀子に代えて林琴奈が入った第2セットも、序盤からリードを奪われてしまう。全員でカバーし、なんとか攻撃するも、エゴヌをはじめとしたイタリアの高いブロックに捕まって連続失点。関菜々巳や井上愛里沙、荒木彩花を送り込んだが、最後はレフトから強打を決められてこのセットも失った。

第3セットはまたしてもイタリアに先行されるが、何度も粘って攻撃を繰り返す。古賀主将や井上のバックアタックでブロックをくぐり抜けて同点に追いつくと、井上の連続サービスエースもあって18-13とリードを奪った。集中力を保ってさらにポイントを積み重ねると、イタリアはミスを連発。日本はセットを取り返した。

続く第4セットも、やはり序盤からイタリアがリード。日本は小島満菜美と福留慧美の両リベロを中心に好レシーブを連発、荒木のクイックやコートに戻った和田の強打で追いすがり、敗れはしたが最後まで粘り強いバレーボールを展開した。

5月中旬に始まったVNL女子はこれで全日程を終了。銀メダルに輝いた女子日本代表はこのあと帰国し、オリンピックに向けた最終調整へ。パリオリンピックは現地7月26日(金)に開会式を迎える。

■ネーションズリーグ2024女子ファイナルラウンド

ファイナル

日本(FIVBランキング6位) 1-3 イタリア(同1位)

(17-25、17-25、25-21、20-25)

■日本の第1セットスターティングメンバー

岩崎、石川、山田、和田、古賀、宮部、リベロ小島

■日本のトップスコアラー(上位4人)

古賀 17得点(アタック17得点)

井上 11得点(アタック9得点、サーブ2得点)

石川 6得点(アタック6得点)

山田 6得点(アタック6得点)

※記事内のFIVBランキングは日本の試合前のもの

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