【韓国】5月の自動車産業、生産と国内販売が減少[車両]

韓国産業通商資源省が発表した2024年5月の自動車産業動向(速報値)によると、「生産」と「国内販売」が前年同月から減少した一方、「輸出」は増加した。

生産は2.4%減の37万2,810台だった。企業別に見ると、韓国GMが24.0%増えた一方、現代自動車(2.9%減)や起亜(6.7%減)などは前年同月割れとなった。

国内販売(14万1,313台)は7.1%減少。輸入車は20.7%増えたものの、国産車は11.8%減少した。企業別ではルノーコリア(6.9%増)とタタ大宇商用車(9.7%増)の2社が増加した。

輸出は2.9%増の25万4,496台だった。起亜(5.1%減)やルノーコリア(64.3%減)はマイナスとなったものの、韓国GM(34.8%増)や現代自(9.5%増)は伸びた。

全体の輸出額は4.8%増の64億8,900万米ドル(約1兆円)で、同月での最高額を更新した。北米向けは36.3%増の39億6,100万米ドルと、全体をけん引した。

■環境車販売10%増

環境対応車の国内販売は10.4%増の5万2,335台だった。ハイブリッド車(HV、3万8,134台、19.1%増)は2桁増となった。電気自動車(EV)は2.9%減だった。

環境対応車の輸出(6万9,438台)はHVが36.0%増と好調で、全体では9.1%増となった。

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