山本理仁、メダル獲得へパリ五輪に決意「日本の新たな歴史を作るため」

シント・トロイデンに所属するU-23日本代表MF山本理仁が、パリオリンピック(五輪)2024への意気込みを語った。22日、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトが同選手のインタビューを掲載している。

『AFC U23アジアカップ カタール2024』で優勝を果たし、8大会連続となる五輪出場権を獲得したU-23日本代表。注目の本大会では、南米予選を1位で終えたU-23パラグアイ代表、アフリカ予選を3位で終えたU-23マリ代表、ヨーロッパ予選を3位タイで終えたU-23イスラエル代表と同居するグループDに入っている。すでにメンバー発表前最後となるU-23アメリカ代表との強化試合を終えたなか、パリ世代の中心選手として活躍を続けてきた山本が、五輪への決意を口にした。

U23アジアカップを振り返った山本は、「大岩ジャパンが立ち上がった時から、U23アジアカップは一つの目標として掲げていた大会でした。オリンピック8大会連続出場がかかっていて、すごくプレッシャーがありましたが、そこを乗り越えたことでまた成長できたと感じています」と述べつつ、「あの1カ月はとても濃かったと思いますし、プレーの強度だけではなくメンタル面でも一つ強くなれたと思います」と見解を示している。

また、同大会の準々決勝・U-23カタール代表戦前には、「キャリアの中でも初めての経験」と感じるほど重圧を受けていたという山本。プレッシャーに打ち勝つ方法について問われると、「僕は試合の前日で気持ちが昂ってきた時には、『だいたい次の日のこの時間には終わっているから大丈夫』と楽観的に捉えて気持ちを落ち着かせるようにしています」と秘訣を明かした。

さらに、指揮官である大岩剛監督については、「立ち上げ当初から僕を信頼して使ってくれて、自分の芯がありながらも選手たちの考えにもしっかり耳を傾けてくれます。また短期決戦において、選手たちのモチベーションを上げる術も心得ているので、非常に僕ら選手にとってやりやすい監督だと思っています」とコメントしている。

最後にはパリ五輪への想いを問われ、「そこで活躍することができれば、自分の価値を高められる大会だと思いますし、またチームとして、日本の新たな歴史を作るためにメダル獲得は目指していきたいです」と強い決意を告白。続けて、「アジアチャンピオンになれたことは一つの自信につながっていますが、あまり自分たちの実力を過信せずに謙虚な心を持って大会に臨みたいです」と語った。

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