キミッヒのバイエルン退団は既定路線に…今夏あるいは来夏フリー移籍へ

退団取り沙汰されるキミッヒ[写真:Getty Images]

ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)のバイエルン退団は既定路線になりつつあるようだ。ドイツ国内の移籍に精通するジャーナリストのフロリアン・プレッテンベルク氏が報じている。

2015年にRBライプツィヒから加入して以降、長らくバイエルンの中心選手として活躍してきたキミッヒ。ただ、現行契約が2025年6月までとなっている中、延長交渉は完全に停滞しており、バルセロナやプレミアリーグへの移籍の可能性も取り沙汰される。

そのキミッヒは先日に公開されたドイツ『ZDF』のドキュメンタリーで「僕は長い間、一人ぼっちだと感じていた。クラブに7年近く在籍しているけど、自分を取り巻くスキャンダルはそれほど多くなかった。それが最初の落ち込みだった。その時、クラブの反応に気づき、失望し、傷ついていた」と、コロナ禍にワクチンを接種していないことを明らかにした際、ドイツ全土から非難を受けていた時期にクラブから裏切られたと感じていたことを明らかにしていた。

そういったクラブとの気持ちのすれ違いもあり、レコルト・マイスター退団の意向を固めつつあるキミッヒは今夏あるいは来夏のフリートランスファーを検討。

一方、バイエルンは未だ契約延長を希望しつつも、適切なオファーが届いた場合、移籍金を得られる今夏のタイミングでの売却も辞さない構えだという。

ただ、自国開催のユーロ2024に全力を注ぐ29歳は、大会終了後に改めてクラブと今後についての話し合いを行う予定だ。

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