パナソニックの「TOUGHBOOK」に新モデル インテルCore Ultra初搭載、NPUでAI処理強化

パナソニック コネクトは6月20日、ノートPC「TOUGHBOOK(タフブック) FZ-40」シリーズの新モデルとして、標準モデルの「FZ-40EAAAXAJ」、ワイヤレスWAN(LTE&5G)モデル「FZ-40EAAACAJ」を発表した。

国内法人向けに、標準モデルは7月、ワイヤレスWANモデルは10月に発売する。価格はオープンで、市場想定価格(税込)は標準モデルが約54万円前後、ワイヤレスWANモデルが約63万円前後。

「FZ-40E」シリーズとして展開する新モデル2機種は、「vPro」対応のインテル「Core Ultra 5プロセッサー 135H」を搭載。TOUGHBOOKとして初のCore Ultraプロセッサー搭載モデルで、NPU「AI Boost」により、AI関連の処理速度が向上。クラウド接続が制限されるリモート環境でも、端末内で高速な演算処理ができる。性能テストでは前モデルと比較して約1.3倍、グラフィック性能は約1.5倍に向上したという。

-10~50度の耐高温・耐低温性能を持ち、IP66に準拠した防じん・防滴性能、米国国防総省基準のMIL-STD-810Hに準拠した耐振動性能を持つ。非動作時、6方向、コンクリートでの90cm落下試験を実施するなど断線・破損対策を講じ、故障によるダウンタイム発生のリスクを低減している。

また、簡単に取り外せる自動暗号化のOPAL SSDを標準装備。故障が発生した場合は自身でSSDを交換可能で、同じ仕様の予備PCに取り付ければ業務を継続できるとしている。

駆動時間は、動画再生時が約11.5時間、アイドル時が約23時間。OSは「Windows 11 Pro」で、標準メモリーは16GB。最大32GBまで増設可能だ。

標準モデルの本体サイズは、高さ54.4mm×幅354.0mm×奥行き301.0mm、重さは3.35kg。

ワイヤレスWANモデルの本体サイズは、高さ54.4mm×幅354.0mm×奥行き301.0mm、重さは3.38kg。nano SIMカードスロットを備え、eSIMにも対応する。

プレスリリース

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