「もう少しリスペクトを」主将ジャカが要望。スイスは2位でGS突破、個人ではC・ロナウド&イニエスタの記録にリーチ【EURO】

大国撃破まで、あと数分だった。

現地時間6月23日に開催されたEURO2024のグループステージ第3節(A組)で、スイスは開催国のドイツとフランクフルトで対戦。28分にボローニャコンビ、レモ・フロイラーとダン・エンドイェの連係で先制するも、90+2分に痛恨の同点弾を浴び、1-1で引き分けた。

土壇場で勝点2と首位通過を逃し、2位での突破となった結果、決勝トーナメント1回戦の相手は、現状ではイタリアが有力のB組2位となった。

10番を背負う主将として力強く牽引し、クリスティアーノ・ロナウドとアンドレス・イニエスタの6回に次ぐ、5回目のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたグラニト・ジャカは試合後、大会公式のインタビューに対応。課題と手応えをこう示した。

「終了間際の失点はいつだって残念だ。全般的には、素晴らしいキャラクターを発揮し、ボールを保持し、とても良いプレーをした。最終的には勝点1に満足だ。

ドイツのクオリティは分かっていたよ。普段のようにボールを保持するのは簡単ではなかった。でも僕らは、保持していなくても非常に競争力があったと思う。高い位置からプレスをかけたし、ほとんどの時間、良い仕事ができていた」

【動画】ジャカvsノイアー!至極の名勝負
一方で、要望も。16強入りという目標を達成した今、ジャカは次のように語った。

「最初のステップはクリアした。次のラウンドと相手が楽しみだ。この試合の後、みんなが僕たちやスイスに対して、もう少しリスペクトしてくれるよう願っている」

現在31歳のジャカは、昨夏にアーセナルからレバークーゼンに移籍。すると、開幕から先発として出続け、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝に大きく貢献した。今夏、ドイツで再び歴史に名を刻めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社