「ひどかった。プランがない」伝説OBシアラーが不調のイングランド代表を酷評!ルーニ―はケインの発言を問題視「選手たちが責任を負わなければ」

期待が大きいだけに、重圧も計り知れない。

EURO2024の優勝候補の一角とされるイングランド代表は、6月20日に行われたグループC第2節で、デンマーク代表と1-1で引き分けた。ハリー・ケインのゴールで先制したものの、16分後に追いつかれると、そのままドローでタイムアップを迎えている。

初戦でセルビアに1-0で勝利したイングランドは、4ポイントでグループ首位。だが、大会前から躍進が期待されていただけに、内容や結果が芳しくないと議論の的になっている。

英公共放送『BBC』で、代表OBのウェイン・ルーニーは「活気ないパフォーマンスだったと思う。チームにエネルギーやバランスがなかった」と批判した。

「ケインが試合後にどうすべきか分からなかったと言うなら(問題だ)。選手たちが責任を負わなければいけない」

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また、長年プレミアリーグで活躍した元スペイン代表のセスク・ファブレガスは、「各試合でイングランドがやりたいことがまだ分からない」と指摘している。

「スペインには明確なプランがあり、アグレッシブだ。うまくいくことも、いかないこともあるが、少なくとも何をしたいのかが分かる。イングランドはあまりに変わりすぎる。もっと前に出るときに自信を見たい」

一方、元イングランド代表のアラン・シアラーは、「我々にはワールドクラスの選手がいる」と、ガレス・サウスゲイト監督の責任にも言及した。

「そのベストを引き出すのは監督の仕事だ。初戦の35分間はそれを見られた。後半はノーチャンスだった。そして昨日の試合はひどかった。プランがないと思う。エネルギーがまったくない」

サッカーの母国ながら、イングランドが主要大会でトロフィーを掲げたのは、母国開催だった1966年のワールドカップのみ。大会のたびに戴冠が期待されながら、王座にたどり着けていない。

EURO2024で58年ぶりの栄光をつかめるのか。イングランドは25日、グループステージ最終節でスロベニアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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