【多年草ガーデニング】夏の猛暑に強い「手間いらずの多年草」おすすめ3選

《ガーデニング豆知識》多年草ってどんな植物?一年草や宿根草とはどう違うの?

梅雨シーズンにもかかわらず、降雨が少ない今年の6月。時折降る雨も数日で止み、晴れ間は猛烈な暑さになるので、植物の管理は例年以上に気をつけておこないましょう。

とくに高温と多湿は、植物の生育不良を招きます。こまめな世話が難しい場合は、夏の暑さに強く、丈夫な植物を育ててみてはいかがでしょう。

そこで今回は猛暑に強い、手間いらずの多年草を、参考価格とともに紹介します。さっそくみていきましょう。

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この記事で紹介する「猛暑に強い手間いらずの多年草」

【写真1枚目/全8枚】蝶が舞うように咲く可憐な「ガウラ」など、2枚目以降で「猛暑に強い多年草」おすすめを紹介します
  • モナルダ
  • ガイラルディア
  • ガウラ

猛暑に強い!手間いらずの多年草おすすめ3選

モナルダ

まるで燃え上がる炎のような花が咲くモナルダ

梅雨シーズンから秋まで開花するモナルダは、まさに夏の花とも言える多年草です。松明に似た花は力強さが感じられ、とくにレッドカラーの花は情熱的な雰囲気です。ハーブにも分類され、強健な性質が特徴の植物です。

可愛らしいピンクの花も素敵、ホワイトやパープルの花もあります

繁殖力が旺盛なので、地植えにすると増えすぎることがあります。大きくなったら植え替えをして、他の植物とのバランスを取りましょう。

※参考価格:300~900円前後(3号ポット苗)

ガイラルディア

美しいガイラルディア、他の花との組み合わせも楽しめます。

イエローとオレンジの複色の花が夏らしいガイラルディア。パッと目を引く鮮やかな花色が夏ガーデンを明るく彩ります。品種によって一年草と多年草に分類されるので、好みや他の植物との相性に応じて選びましょう。

イエローとオレンジの花色は定番品種、明るい花色が夏らしい

パープルの花色が大人っぽい「グレープ センセーション」は、ビタミンカラーが定番品種とは異なり、落ち着いた雰囲気が楽しめる人気品種。開花期が長く、夏の暑さにも負けず、次々に開花する強健種です。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

ガウラ

ピンクの花が可愛らしいガウラ

春から秋まで開花するガウラは、素朴ながらも美しい花姿の多年草です。スッと伸びた花穂が揺れる様子が優美で、ナチュラルガーデンにもおすすめ。暑さだけでなく寒さにも強く、育てやすい植物です。

群生させると見応えのある風景に、ホワイトの花が爽やか

草丈が1メートル以上になる植物ですが、摘芯をしたり、切り戻しをするとコンパクトに仕立てることもできます。30~40センチ程度のコンパクトガウラもあります。

参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

今回は猛暑に強い、手間いらずの多年草を紹介しました。

夏に開花する植物でも、近年の極端な高温で乾燥が進み、水切れや根が腐って枯れてしまうこともあります。とくに鉢植えの植物は注意しましょう。

日なたを好む植物でも、葉が変色したり、頻繁にクタッとなるようであれば、日陰などに移動して様子を見るのがおすすめです。

6月で既に高温が続いている地域もあるので、本格的な夏が到来すると、さらに気温が上昇する可能性もあります。庭に出るときは、暑さ対策をしてガーデニングをおこなってくださいね。

【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?一年草や宿根草とはどう違うの?

多年草と一年草・宿根草の違いとは?

さいごに、多年草と一年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する

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