時間外労働の賃金未払い 志摩広域行政組合と事務局ら書類送検 労基法違反の疑い

三重県志摩市の志摩広域行政組合とその職員2人が20日、労働基準法違反の疑いで書類送検されたことを受けました。組合の代表理事を務める志摩市の橋爪市長は「今後、労働関連の法令を遵守し徹底して業務の改善に努める」とコメントしました。

伊勢労働基準監督署は20日、労働基準法違反の疑いで、志摩市の志摩広域行政組合と組合の事務局長、そして組合が管理する市の社会福祉施設の施設長を書類送検しました。

違反の容疑は、労働基準監督署が去年8月に行った時間外労働に対する割増賃金の不払いの是正勧告に対して、報告書の一部に事実と異なる部分があったことや、8人の職員について去年10月から12月分の時間外労働に対する割増賃金の一部を支払わなかったとされるものです。

組合の代表理事を務める橋爪市長は、今回不払いがあった職員8人に対し、あわせて約33万円を全額支給していることを明らかにしました。「こうした事案が二度と発生しないよう労働関連法令を遵守し、徹底して業務の改善に努める」とコメントしています。

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