米国務次官補、南シナ海巡り中国批判 「深刻な不安定化」招く

[ハノイ 22日 ロイター] - クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は22日、訪問先のベトナムで、南シナ海を巡る情勢に深い懸念を示し、中国の最近の行動は深刻な不安定化を招いていると批判した。

南シナ海では領有権を巡り中国とフィリピンの緊張が高まっている。

クリテンブリンク氏は「中国の行動、特にアユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)周辺でのフィリピンに対する最近の行動は無責任で攻撃的かつ危険で、深刻な不安定化をもたらしている」と批判。

フィリピンへの支持を改めて表明し、両国の相互防衛条約に基づく米国のフィリピン防衛義務は揺るぎないことを中国に明確にしていると述べた。

「われわれは中国を含むこの地域の全ての国が国際法を尊重し、海洋領域において責任ある行動を取る必要があると考えている」と語った。

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