半導体不足の影響で営業機会損失…空調販売などを手掛ける会社が破産 負債総額約1600万円 新潟市

新潟市江南区で空調販売などを手掛けるアイ・アールが新潟地裁から破産開始決定を受けたことが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、アイ・アールは2002年8月に設立された事業体で、店舗や飲食店を対象に、空調、冷房・冷蔵設備の販売・据付工事、メンテナンス等を手掛けていました。

しかし、業界再編に伴い、取引先であった大手コンビニエンスストア向けの受注が減少したほか、新型コロナ禍による半導体不足の影響でエアコンなどの商品供給に遅れが生じ、営業機会損失等も生じていました。

その結果、2023年6月期の売上高は約2800万円を確保するにとどまり、損益も営業赤字の状態にあり、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至りました。

負債総額は1600万円に上ると見られます。

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