渋野日向子 残りメジャー2戦へ「まだまだいけると思う」収穫あり2大会連続トップ10入り

復調をアピールした渋野日向子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフの今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」最終日(23日=日本時間24日、ワシントン州サマミシュのサハリーCC=パー72)、2位から出た山下美夢有(22=加賀電子)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算4アンダーの2位で海外メジャー自己最高位となった。渋野日向子(25=サントリー)は73と伸ばせず、通算2アンダーの7位でメジャー2大会連続トップ10入りを果たした。梁熙英(34=ヤン・ヒヨン、韓国)が通算7アンダーでメジャー初優勝を果たした。

渋野がメジャー2戦連続トップ10入りで改めて復調ぶりを示した。

前半は2つのバーディーを決めたが、7番パー4のダブルボギーなどで、2つスコアを落としてしまう。後半はノーボギーだったものの、もどかしい展開を強いられた。11番パー5で長いイーグルパットを大きくオーバーさせてしまい、バーディーを奪えなかった。14番パー4で1つ伸ばした後、15~17番は4メートル前後のチャンスを決め切れない。取りたい18番パー5もパー止まりだった。

渋野は最終ラウンドについて「もう少しできたなと思う瞬間が多かったので悔しい」と振り返った。4日間を通しては「初日、2日目はよく耐えたなという中で、(ともに73だった)3日目、4日目で伸ばしきれなかったのがすごく残念だと思うし、まだまだいけると思う部分はあったので、これからもっと練習して、次の試合へ向けて頑張りたい」。伸びしろを感じたメジャーの舞台だった。

今季の残るメジャーは7月の「エビアン選手権」と2019年大会を制した8月の「AIG全英女子オープン」。この流れで自身メジャー2勝目をつかめるか。

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