柔道ウルフ選手にエール 佐賀市で激励会、500人集う■国スポ佐賀県チームに加入

激励会の参加者と記念写真に収まるウルフ・アロン選手(左から4人目)=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート

 10月に佐賀県で開く国民スポーツ大会(国スポ)に佐賀県選手団の一員として出場する東京五輪柔道男子100キロ級覇者のウルフ・アロン選手(28)=パーク24=の激励会が23日、佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾートで開かれた。柔道ファンや佐賀県柔道協会の関係者など約500人が国スポで大役を担うウルフ選手にエールを送った。

 激励会では坂井英隆佐賀市長と佐賀新聞社の中尾清一郎社長が「佐賀県選手団への加入を驚き、大変喜んでいる。他の選手たちと一緒に佐賀を盛り上げて」と激励。ウルフ選手は「佐賀の人たちの応援を感じながら五輪と国スポで精いっぱい頑張りたい」と健闘を誓った。

 ウルフ選手は、7月に開幕するパリ五輪での連覇を目指し、順調に調整中。今秋の国スポでは佐賀県チームの一員として柔道成年男子団体の重量級に出場する見込み。チームには、4月の全日本選抜体重別選手権を制した男子60キロ級の近藤隼斗(はやと)(佐賀工高出身、パーク24)や同73キロ級の田中龍雅(佐賀商高―筑波大)ら強豪選手が顔を並べる。

 国スポの柔道競技は10月12~14日に佐賀市のSAGAアリーナで行われる。観戦は無料。(蒲原隆寛)

国スポとパリ五輪への抱負を語る柔道男子のウルフ・アロン選手=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート

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