チェルシー、バルサの18歳FW獲得に近づく? 約10億円の契約解除条項を行使か

チェルシーが、バルセロナに所属するU-19スペイン代表FWマルク・グイウの獲得に関心を示しているようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

2006年1月4日生まれで現在18歳のグイウは、2013年に“ラ・マシア”(バルセロナの育成組織)に加入。身長187センチメートルのFWで、2023年10月22日に行われたアスレティック・ビルバオ戦に途中出場してトップチームデビューを果たすと、同試合の決勝点となるゴールを挙げ、17歳291日というクラブ史上最年少デビュー弾を決めた選手にもなった。トップチームではこれまで公式戦7試合出場で2ゴールを記録している。

そんなグイウの現行契約は2025年6月30日までとなっているほか、契約には500万ポンド(約10億円)の契約解除条項も設定されていることから、チェルシーやバイエルンなどが興味を示していることが明らかになっており、去就には注目が集まっている。

そんななか、今回の報道によると、チェルシーがグイウの獲得に向け本格的に動き出した模様で、契約解除条項を行使しての獲得を狙っていると予想されている。

なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはグイウの代理人との交渉は順調に進んでおり、クラブは移籍が実現すると確信しているという。今後は同選手の家族との話し合いも予定されている模様で、長期契約の締結に近づいていることが伝えられている。

一方、バルセロナとしてはグイウの退団を望んでおらず、契約延長オファーを提示していることも明らかになっている。しかし、現時点では同選手から肯定的な反応をもらってもいないことも報じられており、チェルシーに移籍する可能性は高まっていると見られているが、果たして交渉は成立するのだろうか。

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