by 太田 亮三
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阪急阪神ホールディングスグループは、1つのIDでさまざまなサービスを利用できるグループ共通ID「HH cross ID」について、グループ実店舗やWebサービスの決済に使えるサービス「HH cross PAY」(エイチエイチ クロス ペイ)を開始した。
「HH cross PAY」は、ユーザーが登録した「HH cross ID」と、クレジットカード・銀行口座をあらかじめ紐づけ、スマートフォンなどを利用してスムーズに会計ができる決済サービス。Webサイトでの決済なら、会計のたびにクレジットカード情報を入力することなく利用できる。
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システムは三井住友カードが提供する「モバイル決済パッケージ」を採用している。「HH cross PAY」で対応するカードブランドは、Visa、JCB、Mastercard、American Express、Diners。
導入第1弾となったのは、グループ会社の阪神コンテンツリンクが東京・横浜・大阪で運営するライブレストラン「ビルボードライブ」のWebサイト上での座席購入と、会員組織「Club BBL」の年会費の支払い方法。どちらも現時点ではクレジットカードのみでの登録になる。
今後は、「HH cross ID」を導入しているさまざまな事業で本サービスを開始し、Web上の取引だけでなく、スマートフォンの画面にコードを表示することで、店舗や施設の対面決済でも利用できるよう、機能の向上を図っていく予定。
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また、阪急阪神グループで展開するポイントサービス「Sポイント」とも連携予定で、ユーザーの好みにあわせたお得情報やクーポンなどの配信も計画している。