今季2勝目の小祝さくら 異例の月曜決戦を制し「思い出に残る優勝」我慢の71で猛追の安田祐香を振り切る

 優勝を決め笑顔の小祝さくら

 「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・最終日」(24日、カメリアヒルズCC=パー72)

 2位と6打差の首位から出た小祝さくら(26)=ニトリ=が3バーディー、2ボギーの71をマーク。通算16アンダーで逃げ切り、4月のヤマハ・レディース以来の今季2勝目を挙げた。ツアー通算11勝目。

 2打目をグリーン奥に外した3番パー4でボギーが先行。その後はなかなかバーディーがこない。「なかなかパターも決まらずもどかしいゴルフ。ショットもちょっと調子が悪くバーディーくるのかな?と思った」と我慢の展開を強いられ、安田祐香、同組の高橋彩華らが猛追を見せ、一時は2打差に迫ってきた。

 それでも、カート道付近から2度の救済を受けた14番パー5でバーディーを奪うと、続く15番パー3は「自分でもビックリ」と振り返るほど難しい尾根超えの10メートル近いロングパットを決めきり、連続バーディー。17番でボギーをたたいたが、セーフティーリードを生かして逃げ切りに成功し、2022年以来の1シーズン複数回優勝を果たした。

 大会は2日目と4日目の降雨によるコースコンディション不良により、2021年の日本女子オープン以来、ツアーでは3年ぶりの予備日を使用し、異例の月曜決着となった。5日間4ラウンドの戦いを制し、「すごく長い戦いにはなったけど、こうして月曜日を迎えられて4ラウンドプレーして優勝を挙げられたので、すごく思い出に残る優勝だなと思う」と笑顔を見せた。

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