ワインで被災地を応援しよう 盛岡でチャリティーイベント 岩手や海外の銘柄勢ぞろい

大勢の来場者がワインを楽しんだイベント

 ワインで東日本大震災被災地を応援するチャリティーイベント「MORIOKAワインフェスティバル」(実行委員会主催)が23日、盛岡市内であった。約300人が来場し、岩手県や海外のワインを楽しんだ。
 県内のワイナリー8社が自慢の商品を出品。輸入業者13社は、フランスやイタリアなどのワインを提供した。来場者は、100種類以上のワインから好みの味を選んだ。
 2011年6月に始まったイベントは19年に9回目が開かれた後、コロナ禍で休止。5年ぶりの今回が最後の開催となった。実行委員長の伊東拓郎さん(59)は「来場者の笑顔を見られて、本当に良かった。協力してくれた方々に感謝したい」と述べた。
 盛岡市の会社員細川英博さん(55)は「ブルゴーニュワインと、『岩手くずまきワイン』(岩手県葛巻町)のスパークリングがおいしかった。ワイナリーに行き、別な味も飲みたい」と話した。
 収益金は「いわての学び希望基金」のほか、能登半島地震被災地に寄付される。

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