収穫の喜びリハビリに 藤沢御所見病院で芋ほり 藤沢市

収穫を楽しむ参加者ら

病院敷地内の畑で作物を育て、リハビリにつなげる取り組みを行っている獺郷の藤沢御所見病院が6月11日、ジャガイモ掘りを行った。看護師や患者ら約30人が参加し、大地の恵みを楽しんだ。

同院の「リハビリテーション農場」は、2022年に始まった。地域の農家に協力を仰ぎながら土おこしから職員が手作業で整備し、患者のリハビリの一環として日頃から作物の世話や収穫を楽しんでいる。現在は、春野菜や夏野菜など季節に合わせて10種類ほどを育てている。

この日は、昨冬から育ててきたジャガイモを収穫。作業用のカゴ6個分が集まった。参加した患者は「風が吹いて室内よりも気持ちいい」と笑顔をみせた。土田佳世看護部長は「入院前に土を触っていた人も多く、畑に出ることを嬉しそうにしている。患者さんのリハビリ意欲向上につながっている」と話す。

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