東急田園都市線「桜新町駅」リニューアル工事 北口、西口出入口上家を木材で新設

桜新町駅西口上家イメージパース(入り口側)八重桜とソメイヨシノの桜並木が連なる駅周辺の街並みに溶け込み、利用者を優しく出迎える勾配屋根が特徴。軽やかな印象の木造トラス構造を採用し、梁上の間接照明を用い、夜は部材の隙間から行灯のように町並みを彩ります。(画像:東急電鉄)

東急電鉄は24日、「Green UNDER GROUND」プロジェクト第2弾「桜新町駅リニューアル工事」において、北口、西口出入口上家を木材で新設すると発表しました。

「Green UNDER GROUND」は、東急と東急電鉄が田園都市線地下区間5駅(池尻大橋~用賀駅間)で進めているリニューアルプロジェクト。本件に先立つ第1弾は駒沢大学駅のリニューアル工事で、駅設備や内外装・旅客トイレの改修などが進められています。

桜新町駅のリニューアル工事は、全体としては2023年5月に着工、2026年夏ごろの竣工を予定。今回発表された出入口上家計画は、北口出入口から段階的に着手し、2025年度に竣工する見込みです。

使用木材には桜新町と交流のある青森県産材を取り入れ、木造トラスによるおおらかな小屋組みで駅利用者を出迎えます。

東急電鉄の調べによりますと、「全ての構造部材を木材とした地下駅から地上への出入口上家」は全国で初めてということです。

(鉄道チャンネル)

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