マット・ボンズが長崎から大阪へ移籍「みんなは兄弟のような存在」“2季連続MVP”の米出身PF

B1西地区の長崎ヴェルカは6月24日、マット・ボンズが契約満了のため今シーズン限りで退団し、2024-25シーズンから大阪エヴェッサへ移籍することを発表した。

アメリカ出身で現在28歳のボンズは、196センチ103キロのパワーフォワード。欧州クラブでのプレーを経て2020年に来日すると、佐賀バルーナーズ、西宮ストークス(現神戸ストークス)、川崎ブレイブサンダースと渡り歩き、2021年に当時B3の長崎へ加入した。長崎1年目からB2昇格の原動力となりB3リーグMVPを受賞すると、2022-23シーズンもリーグトップの1試合平均22.5得点2.1スティールの2冠に加えてB2リーグMVPを受賞。2シーズン連続で“最優秀選手”の栄誉に輝いた。今シーズンはリーグ戦全60試合に先発出場を果たし、1試合平均16.1得点8.7リバウンド2.6アシスト1.3スティールフィールドゴール成功率52.5パーセントの成績を残した。

今回の移籍に際し、ボンズは長崎の公式サイトを通じて「長崎ヴェルカに関わるすべての皆さんへ。私はこの組織とコミュニティの一員となり、ともに成長をしてこれたことに本当に恵まれていると思うとともに、とても感謝をしています。佐世保市、長崎市、長崎県、そして九州のすべててのファンの皆さん、皆さんはこれからも私の心の中に居ます。いつも私をサポートしていただいて、ここでプレーをすることがとても特別で、幸せだと感じさせてくださいました。長崎ヴェルカのフロント、そしてチームスタッフの皆さんにも本当に感謝をしています。この組織のすべてが本当に大好きです。自分たちは皆さんのサポートなくして、今まで成し遂げてきたようなことをやりきることはできなかったと思います。そしてチームメートのみんな、みんなは全員自分の兄弟のような存在です。またすぐに会いましょう!Forever Velca Family. Love, Matt Bonds」とコメントした。

また新天地となる大阪のクラブ公式サイトを通じて、ボンズと今野翔太ゼネラルマネージャーは以下のようにコメントしている。

▼ マット・ボンズ
「大阪エヴェッサのファン・ブースターの皆さん、はじめましてマット・ボンズと申します。大阪エヴェッサの一員になり、大阪の街に住めることにワクワクしてます。チャンピオンシップを勝ち取るために毎日ハードワークをして頑張ります!」

▼ 今野翔太GM
「お待たせいたしました。新規外国籍選手のマット・ボンズ選手です!2024-25シーズンの大阪エヴェッサは『ハードなディフェンスからのトランジションやアーリーオフェンス』に重きをおき、チーム編成をしております。シンプルな方針かもしれませんが、これをリーグトップレベルで追求してまいります。私は現役の頃からマット・ボンズ選手の日々練習へ取り組む姿勢、チーム練習前後にワークアウトをする姿、試合での闘志溢れるプレー、素晴らしい人間性を真横でたくさん見てきました。素晴らしいメンタリティーを持ち、ハードワークする選手です。彼のすべてが、新シーズンの大阪エヴェッサが追求するバスケットボールに相応しく、必要なものです。大阪のカルチャーに新たな風を吹き込んでくれる選手だと確信し、オファーをいたしました。マット・ボンズ選手はすでに新シーズンへ向けたトレーニングやワークアウトを日々行っております。マット・ボンズ選手の2024-25シーズン、ご期待ください!」

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