「だまされたと思って読んで」 武士・河野氏を題材にした歴史小説『海を破る者』 著者で直木賞作家の今村翔吾さんが県庁訪問 愛媛

直木賞作家の今村翔吾さんが愛媛県庁を訪れ、中村知事に愛媛の武士が主人公の歴史小説「海を破る者」の出版をPRしました。

「海を破る者」は鎌倉時代の伊予国の武士で、元寇の際、水軍を率いて活躍した河野通有を主人公に描いた歴史小説で、先月24日に出版されました。

今村さんによると、小説にはウクライナ人や韓国人も登場するそうで、将来の映画化にも期待を寄せました。

(直木賞作家・今村翔吾さん)
「日本最大の危機を、愛媛の当時いた河野という一族が、大げさじゃなく救ったっていうところなんかが、愛媛の方からしたら、歴史を知る意味でも読んでもらえたらなと思います」
「愛媛県民のみなさん、歴史小説・鎌倉時代、きつそうと思わないで。この前、小学生の子が買ってサインを書いてほしいと持ってきてくれたんで、本当に幅広い人が読んでくださっているので、ぜひ、だまされたと思って読んでいただければ。よろしくお願いします」

また、中村知事からは「愛媛・伊予観光大使」の打診もあり、今村さんも就任に意欲をみせました。

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