ヴェルディが“東京ダービー”での違反行為者に無期限の入場禁止処分「差別的・侮辱的な内容・表現は決して看過できない」

東京ヴェルディは6月24日、“東京ダービー”での違反行為とそれに対する処分を発表した。

4月13日に行なわれたJ1第8節のFC東京戦で、「差別的・侮辱的な内容・表現を想起させる掲出物の持ち込みおよび掲出」の違反行為が発生。対象者1名に対し、6月24日以降に行なわれる東京Vが出場する全ての試合で無期限入場禁止の処分とした。

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この報告に至るまでの経緯を、東京Vは以下の通り説明。

「当該事案発生後、Jリーグをはじめとする関係各所と連携するとともに、違反行為が記録された中継映像や写真等の確認、東京ヴェルディのサポーター団体へのヒアリング調査を重ねて行ってきました。

その調査過程において、今回の事案はサポーター団体のメンバーによるものではない可能性が高まったことで、さらなる周囲への聞き取りやヒアリング対象者を拡大させていく必要が生じ、違反行為者の特定とその事実確認までに多くの時間を要しました。ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

差別的・侮辱的な内容・表現は決して看過することのできない行為であり、東京ヴェルディとしましては、今後このような行為が発生しないよう、観戦ルール・マナーに沿ったスタジアム運営を徹底し、安心・安全・快適なスタジアムづくりを目指し、スタジアムコンセプトに掲げる『みんながたのしいスタジアム』を実現できるよう、より一層再発防止に努めてまいります。今後の対応といたしましては、横断幕等スタジアム内の掲出物に関する事前申請制などの実施を検討いたします」

そして、「スタジアムに来場される皆様におかれましては、今一度観戦ルール・マナーの遵守にご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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