強烈な存在感の巫女が登場 何かに気づいた様子で不敵な笑み 「スリープ」本編映像

2024年6月28日より劇場公開される、ユ・ジェソン監督の長編デビュー作で、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出された映画「スリープ」から、強烈な存在感を残す巫女の登場を捉えたシーンの、本編映像が公開された。

本編映像は、登場の瞬間から強烈な存在感を放つ巫女が、夫婦を悩ませる“それ”を探る様子を収めたもの。神楽鈴を取り出し、ロウソクを用意し、部屋を見回り終えると、「鬼神は眠っている者に憑く」「眠ると人の魂は弱くなる―」と語りだす巫女。そして次の瞬間、何かに気づいた様子の巫女が、鈴をかき鳴らしながら夫ヒョンス(イ・ソンギュン)の目の前に向かう。そして、ヒョンスの頭上を見つめて不敵な笑みを浮かべるのだった。

巫女のキャラクターについて、ユ・ジェソン監督は「途中で物語の流れを180度変える存在として、無意識のうちに『ポルターガイスト』をイメージしていました」と語り、演じたキム・グムスンについては、「頭からつま先まで強烈な印象を残せる俳優を探していた時、彼女を見た瞬間に不思議なオーラで圧倒され、この人だ!と思いました」と振り返っている。

「スリープ」は、出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンスとスジンの物語。隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」とつぶやく。そのつぶやきに呼応するように、家を覆い尽くす不穏な気配。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談をされるも、まったく身に覚えがなかった。その日から眠りにつく度にヒョンスは、ほおをかきむしる、生魚を丸飲みする、窓から身を乗り出すといった奇行を繰り返すようになる。スジンの母は、超自然的な力に頼るべきとして、巫女(みこ)から手に入れた御札を夫婦に渡す。

夜が訪れる恐怖におびえる妻スジンを「82年生まれ、キム・ジヨン」「トガニ 幼き瞳の告発」のチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに、眠ることに恐怖を抱く夫を「パラサイト 半地下の家族」「最後まで行く」のイ・ソンギュンが務める。

【作品情報】
スリープ
2024年6月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開
配給:クロックワークス
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