広島県教育委員会は、ことしの教員採用試験の志願者数が過去最少だったと明らかにしました。
県教委によりますと、小・中・高校、特別支援学校、養護などことしの教員採用試験の志願者数は、合計で去年より215人少ない2822人でした。志願倍率は、去年より0.3ポイント下がって2.9倍でした。志願者数は、記録が残っている範囲で過去最少だということです。
県教委は、「全国的にどの県教委も人材確保に苦労していて、本県も同様に厳しい状況」としています。
また、ことしから大学3年生などでも受験できる「大学3年生等チャレンジ受験」制度を始め、志願者数が合計で634人だったと発表しました。県教委では「今後も働き方の改善とともに、教員の魅力を学生たちにしっかり伝えていきたい」としています。