投資家はインド債券に強気、3.6%振り向け=Mスタンレー

Jaspreet Kalra

[ムンバイ 24日 ロイター] - モルガン・スタンレーによると、JPモルガン新興国債券指数を運用の基準にしている投資家はインドに強気で、5月末時点で保有債券の3.6%をインドの債券に振り向けている。

インド債は今週同指数に採用されるが、モルガン・スタンレーのアジアマクロ戦略部門の責任者ミン・ダイ氏は21日のメモで、投資家はすでにある程度指数への組み入れに備えていると指摘した。

インド債のウエートは28日から毎月1%ずつ拡大し、最終的に2025年3月に10%に達する予定。

モルガン・スタンレーの推計によると、同指数を基準にする投資家は5月末時点で保有資産の2.9%をルピーに振り向けている。

「投資家は今後10カ月以内に運用資産の8─9%をインドに追加する必要がある」との見方を示した。

インドが指数に組み入れられると、タイ、南アフリカ、ブラジルなど他の主要新興国市場にとって逆風となる可能性があると指摘した。

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