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神社の境内に殺到した大勢の人々。
長蛇の列を作り、求めていたのは、光り輝くお守り。
しかし、このお守りを巡って波紋を呼ぶ事態になっている。
「イット!」取材班が向かったのは、大阪・堺市の大鳥大社。
2000年の歴史を誇る由緒正しい神社。
そこで授与されているのが、透明なアクリル板にホログラムされた絵が輝く、その名も「先が見通せる御守」、1体1500円。
お守りを購入した参拝客は、「先が見通せる御守です。(なぜこれを購入した?)先を見通したいから!病気せずケガもせずに過ごせたら良い」と話した。
中が透けていることから「未来を見通す」という意味も込めて、2023年10月から授与を開始。
5000体用意されたお守りは、2024年の初詣であっという間に完売してしまったという。
その後も、1日100件以上の問い合わせがあり、SNSでも「関東から2回遠征。さすがに2回とも売り切れでメンタルなえる~」「かわい過ぎて欲しい!けど売り切れ…」などと、待ち望む声が続出。
そして、2024年2月、新たに授与が開始されると、お守りを求めて人が殺到。
わずか3時間で全て売れてしまったという。
入手できない参拝客が相次ぐ中、インターネット上ではある異変が。
何と、入手困難となったお守りがフリマサイトで高額転売されるという罰当たりな行為が相次いでいた。
心を込めてお守りを作っていた大鳥大社・権禰宜の河野将也さんは、「利益を得ようと転売のためにお守りを授けるってまさに不純。言語道断だと思う」と怒りをあらわにした。
転売で手に入れてもご利益はなく、転売は罰が当たる行為だという。
河野さんは、「我々神職としては、フリマアプリで絶対に売らないで!ということを発信していく」と話した。