スピードスケートメダリストの加藤条治さん 秋田の子どもたちにトレーニング方法を伝授 「基本をおさえて」

お隣、山形県出身で、バンクーバーオリンピック、スピードスケート銅メダリストの加藤条治さんが、23日、秋田市で、小学生から大学生を対象に、トレーニング教室を開きました。

秋田県スケート連盟が開いたこの教室には、県内の小学生から大学生まで15人が参加しました。

指導にあたったのは、バンクーバーオリンピック、スピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得した、山形県出身の加藤条治さんです。

参加した選手たちは、氷の上を滑ることができないこの時季でも鍛えられる体の動きについて、加藤さんから教わります。

コーナーを曲がる際の体重移動を意識した体幹トレーニングなどにも取り組み、約3時間汗を流しました。

秋田中央高校 3年 齊藤匡哉 選手

「重心をぶらさずに、言われた通りの動きを出来たので、成長している感は結構あって、受けて良かったと思っています」

桜小学校 6年 酒井穂夏 選手

「教えてもらったことを忘れないで滑っていきたいです」

加藤さんは、おととし現役を引退してから、全国で子どもたちなどの指導にあたっています。

さらなる成長のために大切なこととは。

加藤条治さん

「基本のところを飛ばしてやっていくと、なかなかその後の自由が利かないっていうところはあるので、一番基本的なところをおさえてもらえば、その人なりの発展の仕方があると思うので、僕はそれを楽しみにしたいと思います」

オリンピックメダリストの直接指導を受け、選手たちは、競技が本格化する冬場に向けて、さらに努力することを誓い合いました。

© 株式会社秋田放送