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県内企業への人材輩出に力を入れる長岡大学が学生を対象に、地元企業の見学ツアーを開催しました。
県内の大学の卒業生が県内企業に就職する割合は、5割強に留まっています。見学ツアーは、長岡大学が県の支援を受けて開催。就職を希望する3年生18人が参加しました。
まず向かったのは、三条市で産業用部品や生活家電を製造するSANKA。学生に作業工程を説明する責任者は、長岡大学の卒業生です。
■卒業生の担当者
「髪の毛一本分くらいの範囲でしか公差(許容される誤差)が無い。公差が厳しくなればなるほど、やりがいがある品物になっている。」
学生たちも真剣ですが、企業側も仕事の魅力を熱心に訴えます。
■SANKA業務部 本間直樹さん
「地元の学生を地元の企業で採用したい。ものづくりの会社ですので、ものづくりに興味のある学生に来ていただいて、ものづくりをしていただきたい。」
見附市にあるコメ加工販売会社の工場では、最新鋭の設備を見学。工場長からは、仕事に対するこだわりを教わりました。
■諸長見附工場 田口裕一工場長
「機械化はしていますが、一番は〝人の目で見る〟。品質に関するところは人の目で見て、いくら数値が良くても、ぱっと見ておいしそうか、こまかい微調整は必要。」
この日は4社をめぐり、働く人の生の声を聞いた学生たちは、就職への意欲を膨らませていました。
■学生
「就きたい業種とか職種を一つに絞るんじゃなくて、広い視野をもって就職活動をしていきたいと思います。」
「夏休みの機会を活かしてインターシップとかいろんな企業に参加してみたいなと思っています。」
長岡大学は、企業見学ツアーを今年度にあと4回予定しています。