さいたま市 市有地の不正売却問題で告発状提出

 さいたま市は、市の意思決定を経ずに市有地が売却された問題で24日、県警に50代の男性職員に対する告発状を提出し受理されたと発表しました。

 市によりますと、都市局の50代の課長補佐級の男性職員はことし1月、与野駅西口土地区画整理事業に関わる市有地について、市の意思決定を経ずに市長の公印を押印して売買契約書を偽造し、相手方に売却しました。

 市は、この行為が有印公文書偽造と偽造有印公文書行使の疑いにあたると判断し、24日、浦和西警察署に市長名での告発状を提出し受理されたということです。

 市は引き続き、発生原因の調査と再発防止策を検討するとともに、売却された土地の返還交渉を進めているということです。

 調査の結果については6月末を目途に公表するとしています。

© 株式会社テレビ埼玉