6月21日、長野県の山林でクマに襲われ、新潟県糸魚川市の58歳の男性が死亡しました。
新潟県内でもクマの目撃が相次いでいて、アジサイの見頃を迎えた田上町の護摩堂山では一時入山が禁止されました。
21日正午すぎ、長野県信濃町の山林で顔や背中に大きなひっかき傷のある男性が倒れているのが見つかりました。
倒れていたのは糸魚川市筒石の会社員・小林安浩さん（58）でその場で死亡を確認。現場の状況などからクマに襲われたとみられています。
県内でも相次ぐクマの目撃情報。
【記者リポート】
「田上町にある護摩堂山に来ています。本来であれば、この時期、見頃のアジサイまつりが行われていますが、クマの目撃情報があったことを受け、看板やコーンを立てて入場を規制しています」
田上町にある護摩堂山の登山口付近で21日に目撃されたのが体長75cmほどの子グマ。親グマが近くにいる恐れもあることから、田上町と警察が急遽入山を禁止することに…
【訪れた人】
「とても残念。見に行きたい気持ちはあるが、自己責任ということで。でも怖いのでやめておく」
23日は見頃を迎えているアジサイを見られず引き返す人がいる一方…
【記者リポート】
「カップルが今、入っていきました。これからアジサイを見に行くのでしょうか」
クマ鈴など特段の装備もなく、軽装のまま山へと入っていく人たちの姿が多く見られました。
【訪れた人】
「ばったり出会わなければ大丈夫かなと思っている」
田上町は24日午前9時に入山規制を解除しましたが、引き続き、注意を呼びかけていて、クマが出没する恐れがあるということを認識しておく必要があると言えそうです。
