「挫折や、苦痛に悩んだ時もあったけど…」“16歳高校生”草木ひなのが初の五輪へ意気込み「自分のスタイルを曲げず、笑顔で滑る」【スケートボード】

スケートボード女子ストリートの草木ひなのは6月23日、オリンピック予選シリーズ第2戦のブダペスト大会の決勝で、ベストスコア「89.60」ポイントをマークし、5位でフィニッシュ。日本勢3番手以内を確定させ、初のパリ切符を掴んだ。

スピードが武器の“期待の新星”草木は、ラン3本のベストスコアで競うパーク決勝の1本目。スピードに乗った軽快な走りで高いエアなどをメイク。3本目には十八番「540」を完璧にメイクし、89.60ポイントの高得点をマーク。全体5位に位置付け、パリへの道を確実にした。

悲願の五輪出場に草木は、自身のインスタグラムで「paris 2024 Olympics の切符を手にすることができました」と報告。「初めて出たドバイでの世界大会から約一年半ここまで来ることができてめっちゃ嬉しいです。いつもサポート、応援してくれている皆さんありがとうございます」と感謝を綴った。

さらに「オリンピックを目指す上で挫折や、苦痛に悩んだ時もあったけど、こうしてオリンピックまでいけたのは、みんなのおかげです」と振り返り、「オリンピックまで後1ヶ月、出し切って悔いの残らないように終われるように練習頑張ります」と記した。
また「これからも自分のスタイルを曲げず、笑顔で滑る!かっこいいと思ってもらえるようなスケーターになれるように頑張ります!応援よろしくお願いします!」と意気込みを綴っていた。

なお、女子パークでは、今大会3位で終えた開心那、女子パーク初代金メダリストの四十住さくらがおなじくパリ行きを決めている。

構成●THE DIGEST編集部

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