南国の花は“宇都宮育ち” ハイビスカスが出荷ピーク 40度近いハウスで作業に汗

色鮮やかな花を咲かせるハイビスカス=24日午前11時20分、宇都宮市徳次郎町

 夏本番を前に、栃木県宇都宮市徳次郎町の園芸農家「竹原園芸」で、南国の花ハイビスカスの出荷が最盛期を迎えている。

 23品種、約4万鉢分を育てている。24日の同市内は午前中から最高気温が30度以上となった中、同園芸の従業員たちは室温が40度近いビニールハウスに入り、色とりどりの花の摘み取り作業に汗を流した。

 出荷は7月末まで続く。関東や関西の市場を経て観賞用として流通する。直売もしている。一般的なハイビスカスは一日花のため、数日間咲き続ける品種が人気だという。

 同園芸の竹原龍太朗(たけはらりゅうたろう)さん(37)は「順調に育った。たくさんの色の中から、自分好みの花を選んでほしい」と額の汗を拭った。

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