交通事故を起こすも逃走しマネージャーを身代わりした韓国歌手(32)、入れ墨&鉄パイプの過去動画が拡散

拘束起訴された歌手のキム・ホジュンが、過去に暴行を働いた証拠ともいえる動画が拡散されて衝撃を与えている。

YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」には最近、「鉄パイプを使った組織暴力団キム・ホジュン」というタイトルの動画がアップされ、大きな注目を集めた。

この動画が撮影されたのは2021年7月頃。動画には、キム・ホジュンが建物のオーナーに雇用された用心棒と争いを繰り広げる姿が収められた。当時、キム・ホジュン側はオーナーと建物の占有権をめぐって対立していたという。

オーナー側は2019年5月の竣工直後、施工会社が多数の用役人員を同行して無断で建物を占有し、不法占有期間だった2020年10月頃、キム・ホジュンと彼の所属事務所であるTHINKエンターテインメントが入居したと主張した。

(写真提供=OSEN)拘束されたキム・ホジュン

鉄パイプで殴打したのか

そのためオーナー側は用心棒を雇用してその建物を訪ねたのだが、その過程でキム・ホジュンが酒に酔った状態で登場し、悪口を言いながら揉み合いになった。

動画のなかのキム・ホジュンは、男性たちに向かって「×××、×××、お前はお金も××もない」と悪口を浴びせた。同じ所属事務所だった歌手のヨンギは、喧嘩を仲裁しようとキム・ホジュンの口を塞ぐ姿を見せた。

その後、何かを手に取るキム・ホジュンの姿と共に、鉄の塊がぶつかる音が聞こえたりもしたが、動画内で鉄パイプは確認されなかった。また、喧嘩を引き止める過程でキム・ホジュンの腕に刻まれた入れ墨が明らかになり、注目を集めた。

(画像=YouTube)問題の動画で入れ墨を見せるキム・ホジュン

THINKエンターテインメントのチェ代表まで登場してキム・ホジュンを止めたが、彼は最後まで男たちに悪口を浴びせながら神経戦を繰り広げた。彼らの戦いは建物の外に出てからも続いた。男性は「酔いを覚まして話そう」と話したが、キム・ホジュンは「お前はまたどこにいるんだ」とケンカ腰のままだった。

またキム・ホジュンは「お前たちがオレを殴れない理由が何なのかわかる。お金もないからだ」と挑発したかと思えば、「××のようだ。やってしまおうか」と興奮を隠せなかった。それだけでなく、真っ暗な画面の中で暴行が行き来するような音が聞こえ、「112通報しろ」「町内の暴力団か」という男たちの声の後に、「通報しろ、×××」「痛いだろう?お前たちもやってみろ」と言い返すキム・ホジュンの声が続いたりもした。

この衝撃の動画には多くの関心が集まっている。

なお、キム・ホジュンは最近、飲酒当て逃げの疑いで起訴された。彼は5月9日23時40分頃、ソウル江南区の道路で反対側の道路に停車したタクシーに衝突する事故を起こした後、逃げた疑惑をかけられている。

(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

特に事故発生直後、マネージャーがキム・ホジュンと服を取り替えて警察署に行き、自分が運転したと虚偽で自首し、ドライブレコーダーのメモリーカードを破損させて事件を隠蔽しようとした状況が明らかとなり、議論を大きくした。キム・ホジュンは事件発生から17時間が過ぎてから、ようやく警察署に出頭して自首したと知られた。

これに対して検察は6月18日、キム・ホジュンを特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷・逃走致傷、道路交通法上の事故後の未措置、犯人逃避教唆の疑惑で拘束起訴した。

ただ、キム・ホジュンが事故直後に逃走したため、運転当時、血中アルコール濃度が0.03%以上だったことを立証することが難しく、起訴段階で飲酒運転の疑いは除外され、批判を受けている。

とある番組に出演したパク・ジュヒ弁護士は、「現在、キム・ホジュンに適用された容疑のなかで最も重いのが当て逃げだ。事故を起こして、きちんと措置を取らずに逃走すると1年以上の懲役なので、懲役30年まで宣告できる刑だ。非常に重い罪」と説明した。

(記事提供=OSEN)

◇キム・ホジュン プロフィール

1991年10月2日生まれ。2013年3月にデジタルシングル『私の人よ』(原題)でデビュー。2020年のオーディション番組『明日はミスター・トロット』に出演して4位(優勝者はイム・ヨンウン)となり、人気を獲得。その後、『リクエスト曲を歌います、愛のコールセンター』などでも抜群の歌唱力を証明した。

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